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2008年3月20日 (木)

安宅英一の眼。

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 金沢21世紀美術館で開催されていました、「安宅英一の眼 美の求道者・安宅コレクション展」を見てきました。最終日、閉館30分前、ぎりぎりセーフで入場。昼間はかなりの人でとても展示ケースのそばまで行って間近で見ることができなかったそうです。
 私が行った時間帯は、さすがにすいていて、じっくり、ゆっくり鑑賞してきました。
 
 さて、安宅コレクションは、かつて日本の十大商社の一つであった安宅産業株式会社が、事業の一環として収集した約1,000点に及ぶ東洋陶磁のコレクションです。その収集を一貫して推進・指導し、厳しい眼をもって比類ないコレクションにまで築き上げたのが安宅英一氏(1901-94)でした。安宅氏は同社の取締役会長を務め、その後、相談役社賓として会社の経営に参画しました。しかし、その足跡は、むしろ美術品コレクター、あるいは第二次世界大戦以前からの日本のクラシック音楽界のパトロンとして知られています。とのこと。(21世紀美術館の詳細情報を参照)

 安宅氏は、金沢の金石町の豪家出身らしく、チケットに”名品が金沢に里帰り”とあったのですが、なるほど、そういうことだったのか。

 この膨大なコレクションは、安宅産業が昭和52年に破綻した際、散逸が危惧されましたが、主力銀行だった住友銀行とそのグループが一括して大阪市に寄贈、そのコレクションを核にして作られたのが、大阪市東洋陶磁美術館です。
 昔は、銀行もこういう粋なことができたんですねえ。

 今回の21世紀美術館では、そのうちの56点が展示公開されていました。

 私は、焼き物の知識などとんとありませんし、美術的センスゼロを自認。そんな私が見ても、言葉にうまく表現できませんが、なにか引き込まれるような美しさを感じました。青磁や白磁の不思議な色合いにしばし見とれてしまいました。

 これは、青磁でも白磁でもありませんが、特に目を引いたのが「油滴天目 茶碗」です。
 圧倒的な存在感がありました。これが、”本物”の力なのでしょうか。

 毎年のように、新しい流行が作られ、あっという間に廃れていく。
 この56点は、長い長い時代を超えて人々に愛され、大事にされてきました。
 ”本物”の持つ力をまざまざと見せつけられたような気がします。
 

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